2019年7月28日(土)、29日(日)に、富山県高岡市の伏木港で行われた護衛艦かがの一般公開に行った感想をまとめてみました。
かなりの貴重な経験でした!
今後、また護衛艦かがの一般公開があるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみて下さい。
Contents
【富山】護衛艦かがの一般公開の様子と感想まとめ
富山県高岡市の伏木港開港120周年を記念して、護衛艦かがの一般公開が行われました。
護衛艦かがの一般公開
【日程】
2019年7月27日(土)午前10時~午後4時
2019年7月28日(日)午前9時~午後4時
【場所】
伏木富山港伏木地区万葉3号岸壁
【費用】
無料
入艦前の混雑の様子
安倍晋三首相とトランプ米大統領が視察したばかりとあって、かなりの混雑が予想されていたので、初日の混雑具合を見て、2日目に行ってきました。
2日目の一般公開は、午前9時からでしたが、初日のツイッター情報によると、入場の1時間前ですでに長い行列が出きていて、周辺駐車場は停められないとのことだったので、入場の1時間前に徒歩で向かいました。
到着したのは、8時15分前ぐらいでしたが、すでに2列折り返すぐらいの行列になっていました。
岸壁には81式短距離地対空誘導弾、87式偵察警戒車など戦車も展示されていたので、横目で見ながら待つことができました。
並んでいる場所からみた護衛艦かがは、外観の大きさだけでなく、内部もかなり大きく感じ、中に入るのが楽しみでした。
タラップを上って、いよいよ入艦します。
お出迎えに加賀の垂れ幕がかかっていました。
列に並んでから実際に入艦するまでの時間は、約30~40分程度でした。
※注意!
見学を終えた11時頃には、朝とは比べ物にならないぐらいの長蛇の列でした。そして午後はさらなる混雑だったようで、待ち時間が長すぎて、外からだけ見て帰る方も多かったそうです。
1F格納庫の様子
中はかなり広く、自分が護衛艦の中にいるとは思えないぐらいの地上感でした。
実際に動くかがの動画が公開されていたり、入り口のかがの垂れ幕とは比べ物にならない大きさの「かが」の垂れ幕が展示されていました。
安倍晋三首相とトランプ米大統領が視察された時の映像にも写っていた記念すべき垂れ幕です。
また救護室やトイレもしっかり完備されていました。
【ちょっとほっこりする話】
当日は子連れで行ったのですが、男子トイレの便器の高さが子供の身長では届かず、優しい隊員の方がトイレに付き添ってくれました。子供が自衛隊を身近に感じる出来事となったみたいです。
そして、ヘリコプターも搭載されていて、これが実際に稼動するのかと思うと、改めて凄さを感じました。
続いては、エレベーターに乗って、2Fの甲板へ行きます。
このエレベーターに乗るのに、前方にはかなりの人が待っていましたが、さすが一度に300人が昇降できるだけあって、すぐに乗ることができました。
ただ、エレベーターを待っている雰囲気は、想像しすぎですが、地球最後の日にシェルターを待っているような不思議な感覚に襲われました。
ものの数秒で、2F甲板へ到着!
2F甲板の様子
一度に300人甲板に登っているのに、全く混んでいる感じがない!それだけの広さを実感しました。
ヘリコプターが搭載されていて、実際に操縦席に入り、写真撮影をすることができたので、長蛇の列でした。
後部座席は、大人も座って中を見ることができましたが、前の操縦席は高校生までの子供が対象でした。
貴重な体験になるので、お子様連れの方はぜひ体験してみて下さい!
護衛艦にかかっている色とりどりの旗は、国際信号旗で1つの旗が一つのアルファベット、数字(またはひらがな)に対応しているとのことで、この日は富山と言えば、ブラックラーメンということで「富山ブラック」と掲げられていました。(←実際に隊員の方に聞いてみました。)
そして、護衛に使われるミサイルが搭載されている部分も見ることができました。
隊員の方が常にどこにでもいる状態でしたので、どんどん質問したことで、この部分に護衛用のミサイルが搭載されていると分かりました。
そして何よりも印象的だったのが、護衛艦かがの料理長の方(写真右)。甲板でひと際大きな声で自衛隊のアンケートをお願いされていて、気になったのでいろいろ質問してみました。
食料はどうやって調達されているのか?
産地地消です。
その土地のそれぞれの美味しいものや旬の食材を取り入れて、献立を考えているそうです。
金曜日はやっぱりカレー?
そうです!
一般の人も海自カレーは食べられますか?
以前は食べることができましたが、今はできません。
食の安全の観点から今は食べることができないそうです。残念です。
他の隊員の方は口を揃えて、「この料理長のご飯はとってお美味しい!」とおっしゃっていました。お話した人柄から、美味しいものを作られるんだなとにじみでていました。
甲板をひと通り見学した後は、一度に300人乗れるエレベーターで1F格納庫へ降ります。
そして隊員の方に見送られ、見学終了しました。
岸壁の広場の様子
入艦する前にはまだまばらだった護衛艦かがのグッズを販売するお店がたくさん並んでいました。
お店では、実際に護衛艦かがの隊員が着用しているTシャツや帽子など、たくさん販売されていました。
護衛艦かがの一般公開に行って、護衛艦の凄さと隊員さんの素晴らしさにもれなくTシャツを購入してしまいました!
Tシャツの表には、ひらがなの「かが」のロゴ、後ろには漢字の「加賀」と大きく入っていました。実際の隊員さんと同じと思うと感慨もひとしおでした。
ただ、伸縮と速乾性を備えた素材で気持ちいいのですが、ちょっと首周りがきついので、首の太い方は要注意です。
まとめ
富山県の伏木港開港120周年を記念して行われた護衛艦かがの一般公開に行ってみた感想をまとめてみました。
実際に中を見るだけでも貴重な体験ですが、より詳しく知るには、隊員の方に恥ずかしがらずに質問することだなと思いました。
また、子供には(いや大人にも)またとない体験となりますので、次回護衛艦かがの一般公開がある場合は、ぜひ皆さん足を運んでみて下さいね。